私は、相談にのるのがへたくそです。
嫌、とかではなく、へたくそです。
見もふたもない事をいいがちです。
ドライな事をいいがちです。
不得手であると、自覚しています。
あらたに、
慰めることもへたくそだと自覚しました。
極限の苦しみにいるひとに
いつかは、の話ではなく
きっと、の話ではなく
今の苦しみに溺れてしまえと背中をおしてしまう。
きっと、ずっと悲しい。
きっと、ずっと苦しい。
きっと、忘れることなんて、できない。
少しずつ
少しずつ
うすれていくのも
思い出す感覚が空いていくのも
知っています。
何度か少しづつ書いたことがある話を。
たった36歳で死んでしまった私の母。
死んでしまったときは
理解が出来ていなかった。
現実を受け入れる事が出来なかった。
もう、中学2年生にもなっていたというのに。
悲しみは、むしろ、
数ヶ月数年たつごとに増していきました。
実感として胸に迫りました。
とはいえ今では薄れゆく、
健康で快活に笑う母の姿。
母は、どんな、声だったっけ?
記憶はなくなりはしないものの
薄もやがかかったようになりつつあります。
もう、あの日から、あの夏から
35年も経っています。
毎日、泣いたりなどしません。
けれど、死の縁から、
なんとか引き返してもらいたいと
いや、少しでも先伸ばしさせようと
死ぬな死ぬな死ぬな死ぬな死ぬな死ぬな
過酷すぎる治療をうけさせられ
我慢強かった母が
大きな苦痛を伴い苦しむ姿は
私の脳ミソにはっきりこびりついています。
母は苦しみ抜きました。
今でもはっきり思い出せます。
母が死んでしまうことは
当時、理解できなかったけれど
母の苦しみは理解できました。見ていました。
それが、何の治療かまでは、
理解していませんでしたが。
器具を突っ込まれた傷口を。
口から洗面器いっぱい吐き出した
どす黒い血を。
緊急の輸血で血が冷たく
母がガタガタと震えて
電気毛布でいくらあたためても
いっこうに体温が戻らず
不安で不安で家族で絶叫したことを。
ほかにも、たくさん。たくさん。
母は、
病院の特別室で闘病を続けていました。
部屋のような病室で家族が見守る中
少しでも長く息をして欲しくて
弱ったからだに鞭を打つような
治療を受けていたのでつぶさに見ていたのです。
もちろん、治療によっては
衛生面なのか、単に邪魔だったのか。
私と妹は、外に出されていました。
父も一緒だった気もするし
父は中にいた気もします。
今のほうが様々に思うこともあります。
思いが変化していく事もあります。
逝った母の事だけでなく
決して お金持ちなどではないので
大きすぎる経済的負担であっただろう
普通の個室ではなく、病院の特別室で
妻にありとあらゆる治療を尽くした
父のことを思います。
私の中で「かわいそうな主役」は
いつも母で闘病を支えた父は
ずっとずっと私の意識の範疇外でした。
今思うと
当時、父は気丈に振る舞っていましたが
大人になって、一家の「仕切り屋」に
成長した長女の私にふと、漏らした金額は
ふぅん、とその時は聞き流しましたが
今思うと、分不相応にもほどがある額でした。
なぜ、もっと早く。
母の両親から責められていた事も
ポツリと漏らしました。
大人になって気づいたこと。
私と、父は性格が良く似ている。
超現実主義者で奇跡など信じない父。
母の最期の迎え方について
今となっては
色々おもう事はありますが
矛盾するようですが
妻を失いたくなくて
父が決めた母の治療方法に
ああだこうだとは思いません。
父はあらゆるリスクをとって、
妻に生きてほしいと願いました。
きっと
正解なんて、ないんです。
正解なんて、わからない。
つらつらと、
なんだかしめっぽい話を書きました。
すみません。
けれど、だからと言って
私は、陰をまとった人間ではありません。
繊細でもありません。
むしろ、無駄に元気です!
前向きな性格だと思います。
頑丈なハートが自慢です。
母の事を折に触れ想いますが、
悲しみの沼に沈んではいません。
忘れてしまう事もある。
忘れられない事もある。
知っています。
わかっています。
なのに。
悲しみの崖っぷちにいる人に
もっと苦しんで良い
もっと泣き喚いていい
きっと、苦しみは癒えない
ずっと苦しい
ずっと悲しい
そんな事しか言えない私は、
そんな事を言ってしまう私は、
なぐさめるのが、へたくそです。
そういえば、父も
余計なひとことを言って
身もふたもないことを言って
良く、私を怒らせます。
やはり、似た者親子。
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きのう、いくつかの
「いつもと違う不思議」を目にしましたが
その事は、いつか書くかもしれないし
書かないかも知れない。
でも、今朝我が家に起った、
「いつもと違う」を聞いてください。
朝、目覚めて
ウーーーン、ノビをして足を延ばすと
柔らかいものに、あたりました。
あれ、しじたん
蹴っちゃってごめんね、
顔をあげると
派手柄三毛猫とは
似ても似つかない黒いかたまり。
ののこォ!
さいきん、にょんぴ、って言われます。
あぁ、にょんぴったら
かわいいったら!
昨日の、特訓が効いたのかしら?
*特訓の話はまた今度・・・
ところで
派手柄さんしじみさんは?
ここにいるわ!
そして、なんでくろいこいんのよ!
しじみは、最近は
私が寝付いたあと、ベッド横の
マッサージ座椅子の裏で寝るも
お気に入りなんです。
しじみの凝視におどろき
どうなることかと思いつつ
慌てて呼ぶと・・・・
ベッドの「いっとう良い場所」
私と共用の枕にまずは飛び乗り・・・
く、くろいこなんなの!!
そのままズイズイと近づき・・・・
ちょっと!くろいこ!
後ろ向いてないで顔かしなさいよ!
喧嘩を売る気かと思ったら
くるりときびすをかえして
枕におさまり・・・・
ちょっとアナタ!
見せつけてやりましょうよ!
そ、そうね。
しじみに圧されて
しじコネするも・・・・・
チーーーー!
しじみ、起きたわ!
大変よ!しじみ、
いじめられてる!
味方を増やそうとしたのか
チーの頭上に逃げ込み・・・・
けれど
気付かず寝ているチーに業を煮やし
ベッドからとびおり
そんなのほっといて、
しじみと下に行こッ!
ばぁやを呼びつけました。 笑
いそがしい猫さんです。
いっぽう、ののこは・・・・
んっと、えっと・・・・・
目まぐるしくかわる
しじみの感情とはちがい、
ただひたすらに固まっていました。
ののこが正式に
「うちのこ」になって
もうすぐ1年。
すこしづづ
関係性も変わってきています。
*昨日は予約投稿でした。
予定がかわり途中で約束やぶりした
土曜日でした。
Wちゃん、ごめんねありがとう。