3月17日に話は遡ります。約7カ月我が家にいたましろちゃんのお見合いの日でした。
ましろちゃんはいくつかのお声かけをいただきました。
私の譲渡経験はこれで5回目。はじめての譲渡は、アンちゃんにアシストしまくってもらって。2回目の譲渡は友人に。3回目から100%自己責任で。3回目は本当に緊張しましたが、保護~譲渡まで全て自己責任で行った事で自分なりの方向性が決まったような気がします。(当然アンちゃんの背中を見ながら、ではあります)
もちろんそれは里親さんが見つけやすい方法が見つかった、という事ではありません。あくまで「募集」から「やりとり」の流れの話です。里親さんに出会えるかどうかは・・・・これはもう本当にご縁としか言いようがありません。私自身のしじののとの出会いでもそれは言えます。
愛しい保護猫に目を止めてくださる方がいることの喜びと緊張。私なりに言葉を尽くしてまずはメールで「対話」を複数回行います。
ましろの幸せがいちばん。同時に縁をつなぐ方との(ましろとの)相性も同じくらいだいじ。できる範疇、かつ余裕がある範疇で行っている「なんちゃって保護活動者」の私に出来ることは「真剣かつ正直に」希望者様と向き合いうくらいでしょうか?
今回も複数の方と同時に対話を続けていることも、ましろに懸念される事なども、包み隠さずオープンに話しました。もちろん、猫と暮らすにあたり「お願いしたいこと」も率直に。
そうして出会いました。
・環境の変化に弱いましろには夜鳴きを続ける可能性があります。それも盛大に。
・慣れてはいません。すぐあまあまとは行きません。
・吐きます。健康に問題はありませんが、敷物などを汚します。
・避妊手術は済んでいますが卵巣をひとつしか摘出しておらず可能性は高くないものの再手術の可能性があります。
ひとつひとつ、対話を重ねました。上記の事だけでなく猫を迎えるにあたりお願いしたい様々なことも。
私が投げかける問いに、今回お見合いを約束した方は、情緒的ではなく、理路整然と、でも心のこもったましろへの思いを伝えて下さって「たぶん出会えた」と確信めいたものを感じました。
譲渡後の再手術の可能性を伝えた時、私はお金のことを第一に話し手術費用は私が持ちます、と伝えました。ただ再手術の場合、ましろを知っている先生にお願いした方が良いのでいったんこちらで預かる云々、という話を持ち掛けた時、「その時はうちの子なので手術費用はこちらで持ちます。でもましろちゃんの体調を考えるとお願いしてもいいですか?」というやり取りがありました。
結局、ましろちゃんを血液検査に連れていき卵巣の無形性であり再手術の可能性はない、という事を伝えた時もましろちゃんの体に負担をかけずに済んだ事を喜んでくれました。
私はほんとうにうれしかったです。
そして迎えたお見合い当日。
募集時に載せた写真と同じ格好でおめかし。どんな方かな?ましろちゃん、アナタお見合いなのよ?本当の家族に出会えるかもしれないの。
・・・・・・・・。
お接待はできません、って伝えてはいるよ。ありのままで受け入れてくれる方だと思う。でも、やっぱりいとこ見せたいし、何より本当にかわいいのだからちょっとは愛想よくしてくれると嬉しいな・・・・
・・・・・・・・。
駅まで迎えにいく約束をしていて、その前にお茶菓子を買い出しし約束の時間ギリギリになった私。息せき切って駆け付けた駅で会って仰天しました。
例え褒め言葉のつもりでも人のルックスについて遠慮なくあれこれ言うのは日本人の良くない習慣と言われていますのでこらえますがでもちょっと小声で。またもやびじん・・・
面食いの私は目が♡に・・・・あっ・・・今後は2度とふれません。
なお、私が約束していたのは30歳のご夫婦です。緊張していたのですが若いお2人の雰囲気の良さにすぐ打ち解けました。
実家でも保護猫数匹と暮らし、夫婦そろって大の猫好き。結婚後、2人の生活が落ち着てから迎えた猫も保護猫。その猫ちゃんのお友達をいよいよ迎えようと探し、ましろに目を止めてくれました。
私より猫経験も長く、ひとつひとつをクリアし準備を整えて猫と暮らす姿勢。私が出会った!ましろちゃんの赤い糸!!と強く期待してしまうのも無理ないですよね。
実際に会うまでくどいくらいのやり取りを重ね、ある部分では互いの思いは伝えあっている状態ですが再度互いの顔を合わせてじっくりと話します。
もちろん真剣ですが、とても楽しい時間でした。楽しすぎて買ったお茶菓子を出すのを忘れ、駄菓子しか出さず、いただいたおいしいおやつも出さず文字通りなんのおかまいもしませんで・・・・でしたが本当に楽しいひとときでした。
ましろちゃんは終始この顔でお接待を頑張り 笑
なんちゅー顔・・・
・・・・・・・・・。
そんなましろちゃんを可愛い可愛いと褒めそやしてもらいました。
当然のごとく常時ケージの上だったので、椅子に登っていただいて面会してもらうというお見合いでしが、でも、逃げ惑ったりしなかったので大変よくできました、をあげましょうね。
幹線道路沿いという住宅事情から窓を開ける事はなく、洗濯ものを干すときだけ窓を開けるそうです。猫ちゃんは別室なのを確認し、扉を閉めて窓の開け閉めをしているという事をお聞きしていたので、先ずは家の写真をお願いしていました。
そして、我が家の全ての脱走防止策を見ていただき、気を付ける、ではなく具体的な策を講じる準備していただく事を引き受けていただきました。
そうです。お見合いは無事成功し、トライアルが決まりました。
お願いしていたのは家の写真だけでしたが、賃貸契約書まで持参し、猫を複数迎える事を念頭に置いて契約し、そのため飼育頭数が空欄になっていることを旦那様が力説してくれました。
微笑ましいやら嬉しいやらで私はもうほんとうにほんとうにうれしかったです。
正直、手放すのがツラくて募集の時点から複雑でしたが、このご縁のためだったのね、と自分の役割を認識出来ました。
私たちへのお土産だけでなく、お猫たちへのおもちゃやおやつも持参してくださっていたので帰宅後皆にふるまいました。
まっしー!これね、ましろちゃんのお姉ちゃんお気に入りのおもちゃなんだって。
・・・・・・。
しーちゃん。ほらほら!!
なによこれ!
しーちゃん。ところで今日はお誕生日ね。我が家の家族になって丸4年だよ。はやいねぇ。
えぇ!?しじみのバースデー、なんかついでみたくされちゃうの?
ふふふ。今度ゆっくりね。
いただいたちゅーるもふるまいました。「寝たべ」を覚えたまっしー。なんか妖怪みたいな。。。。
この日からもう1ヶ月半ほど過ぎたんですね。
書きたい事が多すぎてなんだかぐちゃぐちゃな文章ですね。
ましろちゃんが家族に出会った日、の事でした。
明日も新・ましろ日記外伝です。