昨夜しじみの横腹辺りに顔を埋めていると、しじみも私を利用しようと思ったのか、首をぐいとあげて私の頭をまくらにしようとしていました。
めちゃくちゃ楽しくて、このまま一晩過ごす事になるのかしら?この姿をチーに見せたい(入浴中)とわくわくしていたら「あご高め」が好みのしじみでも高すぎたらしくしばらくするとちょっと迷惑そうな雰囲気を出してきたので、叩かれる前に私から離れました。良い時間だったな。
ののこと違って、しじみには「耐える」という事がないので私が何かしじみにくどいアクションを起こしたとして怒らない限り嬉しくないとしても「嫌ではない」という事です。
目覚めた朝、王子様気分で隣のお姫様にキス。次は「女たらし」気分でキス。次はテレビや映画で観て照れるくらいのセクシーな感じを真似てキス。最後は、んちゅんちゅときゃわわいい赤ちゃんにするみたいにキス。
私が知る限りのバリエーションを尽くしてしじみに愛を告白しました。
しじみも「悪くないわ」という感じだったのに終了後は…
はぁーしつこ。
ん?
ちょっとアナタしつこいわ。
え?
だいたい、どこがバリエーション?下手くそなのよ!
おっ
しじみがどんなキスが好きか考えてないでしょ?
お、おぅ。
毛繕いが止まらないね。
まぁでも叩かれなかったからヨシとしよう。
なお、振り返ると…ののこ!じっとり見てるねぇ。
かぁさま、ののこにキスしますか?
しますよしますよ。
ただし、ののこへのキスはしじみのと違い、ひたすらちゅ、ちゅ、んちゅ、んちゅ、かわいいねかわいいねむちゅちゅちゅちゅ、の繰り返しです。
しじみには、恋人だったり、友人だったりと様々な感情が湧き起こるのですが、ののこはなんというかひたすらに「娘」なんです。そんな事ないけど、私が産んだ気がします。
そして、娘だから、ひたすら愛おしく私が守るという気持ちと、少しわがままな気持ちが出て甘えてしまいます。
眠れぬ夜はののこを起こし、痛みに耐えかねる時や少し落ち込む日はののこを抱きしめ、様々な私のダークサイドに付き合ってもらいます。
家族に対する自分の態度が良く理解できます。要するに、わがまま。だめね。
けれど子供もいませんし私とチーは一代限りの夫婦。だめだけど良いとさせていただこうかね。
のんのん、わたしとずっとずっと一緒だよ。のんのんがいない人生は考えられない。