しじみの小部屋

猫と人の暮らしのblogです。

りうくん通信【vol.12】



<スポンサーリンク>



 

 

 

 

 

 

 

実は・・・・

カメラをもっていなかったので

写真はないのですが

1度だけりうくんを「膝にのせる」事に

成功しました。

 

 

 

まだ、

解放する前のケージから出て来た時

「いけそう」なチャンスがあったので

思い切って

ふわふわ棒でなだめながら

ぐいっと

首を掴んで膝にのせてみました。

 

 

 

りうくんは

うーーーうーーーー

低い声で唸っていました。

身を固くしていました。

うつむいてうずくまっていました。

 

 

かまわず、むんずととらえたまま

そっと

そっと

撫で続けました。

 

 

 

いったどのくらい時間がたったでしょうか?

全体を撫でるのは、はじめてです。

りうくんは

ツヤツヤとやわらかい触りごこちでした。

心はまだまだ固く閉ざしているけれど

当たり前だけれど

体はふにゃふにゃと柔らかい。

 

 

頼りないほど細い被毛は、

りんちゃんと良く似ているけれど

これは子猫だから???

 

こんな、手触りだったんだ。

この1ヶ月でずいぶん大きくなったけど

それでも

しじののと比べると

まだまだコドモな、ちいさな、体。

 

 

 

撫でているうち

固く緊張していた体が

すこしづつ緩んでいくのを感じました。

身を任せる、までは

いかなかったけれど。

 

 

そのうち、そっと私の顔を

覗き始めました。

チラチラとこっそり見ていました。

 

 

そして、思いきったように

グッと顔をあげ

金色に輝く瞳で

じーーーーっと私の顔を見つめてきました。

 長い間、見つめていました。

私の目をのぞきこんでいました。

 

 

目をそらすべきか

つむるべきか。

急に怒りだしはしないか。

 

りうくんの意外な態度に

緊張していたので

自分がその時どうしたのか

全く思い出せません。

 

 

ただ、ずいぶんと長い時間

私の顔を見ていたように思います。

 

 

まさか、

りうくんを膝にのせられるとは思わず

すっごくおかしなポーズをしていたので

そのうち私の膝に限界が来ました。

そもそも、私は正座がほぼ全くできません。

足の痺れに耐えかね組み替えると

驚いたのか

スタコラ逃げていきました。

 

 

 

予想どおり?

膝に抱けたからといって

この日から、急に蜜月関係には

なりませんでした。

むしろ、写真も残っていないので

「幻だった?」と思うほど「もとのりうくん」に

戻りました。

 

 

ですが、あれは絶対に

幻などではありませんでした。

 

 

ケージをあけ放つ事にしました。

 

 

りうくんは、このまま

ケージの中に閉じこもっていては

いけない。

「待つ」時間は過ぎました。

グッと攻めこむタイミングだ、と思いました。

 

 

 

 

りうくんとの朝のごあいさつも

「まろやか」になってきていたのも

後押ししました。

この↓動画を録った日など絶好調!

 

 

 

 


怖がりの子猫、りうくん。その7 朝のごあいさつ

 

 

 

 解放するにあたり

身を隠す場所は何か所か残しつつ

でも

隙間は、出来るだけなくしました。

関係を深めるための「解放」ですから

野良猫気分の「忍者猫」になられても困ります。

 

 

それでも

「え!?そこ!?」という場所に

身を潜めて

「野良猫モード」に突入しますが・・・

(*´з`)

 

 

あけ放つことにした翌朝

「野良猫モード」で身をひそめるりうに

なんとか出てきてもらおうと

いつも通り、声かけをしていると

突然飛び出してきて怒りのパンチを

くらいました。

血が流れひっかき傷が出来ました。

まだ1度も爪切りしていない

りうくんの爪はトッキントッキンです。

 

 

 驚いて、いっしゅん

あけ放った事を後悔しました。

ケージ内と違って制御しづらいです。

ですが、

血が出たといっても落ち着いて傷を見ると

怪我ともいえない非常に浅いものでした。

りうくんが、勢いよく飛び出してきて

私にくらわせたのは

ただの、弱虫パンチで

凶暴なやったるぞパンチではありませんでした。

 

 

 

それでも

飛び出してきたりうくんにビビッて

そのあと ケージ内であっても

頭を撫でるのが少し怖くなってしまいました。

いつもは、

ふわふわ棒で撫でつつ

手を差し入れ、そのうちタイミングを見て

なでなでを開始します。

りうくんは身を固くして緊張しますが

構わず勢いよく「触る」のが「コツ」です。

でも

私のビクビクが伝わるのか

手をのばすと

りうがこれまでよりさらに激しく

「ビクビクビックン」と、身を固くする気がしました。

それも緊張を増幅し思いきれません。

 

 

こんなんじゃ、いけません。

 

 

自分の手をよくよく見ました。

飛び出してきた勢いと

パンチのスピードとは

全くそぐわない、「蚊にくわれた程度」の

ごくごく浅い傷がありました。

 

 

笑ってしまいました。

私、なに急にビビってんだろ。

 りうくんは「口だけオトコ」で

私に大けがなどさせたり、しない。

 

 

ケージにふわふわ棒とともに

グイッと手を突っ込み

ふわふわ棒ごと

グイグイとこねくりまわしてやりました。

これまでは

りうの顔色を伺いながら

怖がるりうに

私の手が見つからないように

ふわふわ棒で隠しながら

撫でていました。

 

 

手が見つかると

シャーをくらっていました。

シャーをくらうと

慌てて手を引っ込めていました。

 

 

でも、

引っ込めないよ。

だって

こないだ私の膝にのったじゃん。

引っ掻いたって、ちょっとの傷じゃん。

シャーをくらっても

止めないね。

 

 

 りうに、私の手をみせつけるように

グイグイと

ワシャワシャとこねくりまわしました。

ウーウー唸っていました。

シャーも言います。

けれど、かまわずこねくりまわしました。

りうは口でこそ

ウーシャー言いますが

手を出すことも

ましてや

噛み付いたりすることも

なにも。

なんにも。

なーーーーーーんにも

しない事が

やっとやっとわかりました。

 

 

りう、我が家にきて1ヶ月ちょっと。

 

 

りうはやっぱり

凶暴猫ではありませんでした。

人慣れしないこでもありませんでした。

ウーシャーの先には

私が撫でる手が気持ちよくて

ゴロゴロさえいう、りうの姿があります。

 

 

 

 

 

とはいっても・・・・

りうはウチの誰かさん同様

「やすやすとしたオトコ」ではありませんので

開放して以来

毎朝、どこかに潜んで

懲りずに「野良猫モード」になってます。

ははは・・・・

 

 

 

 

でも、ゴールは見えました。

 

 

 

 

しじみが我が家に来て1ヶ月くらいは

シャー姫お叩きなさり姫のしじみ嬢に

落ち込む時も、気にやむ時もありましたが

人に慣れる事はわかっていたので

ひたすらゴールを信じる事が出来ました。

 

 

上村さんのお膝にも

みいさんのお膝にもちんまりのって

独占しようとしていたのに

私達の膝には半年、のってくれませんでした。

 

 

保護主3人様や病院では大人しく

抱かれているのに

私達には全く抱かれようとせず

病院に連れていくときは

いったいどうしたら良いのかと半泣きでした。

 

 

 

どれも、

今思うと笑っちゃう出来事です。

同時に

それらを乗り越えたこその関係が、

しじみと私達のあいだにあるのかな?

とも思います。

 

 

 

りうくんも、

やすやすと心を許してはくれません。

でも、りうくんにも

「あの時のしじみ」のように

周到な用心深さをまとった猫です。

りうくんは、慣れます。

ぜったいに、慣れます。

やっと、やっと

確信する事が、出来ました。

 

 

 

繊細なりうは

そうはいっても、ここから

「里親募集しやすいベタ慣れ」まで

いきつくには時間がかかると感じます。

「人間大好き♡」のゴールは

ほんとうの家族ときってもらっても

良いのかな、と思います。

 

 

「猫に詳しい」頼れる保護主でない以上

出来る限りの「婿入り準備」は行いたいです。

りうは子猫ではなく成猫として

募集する月齢かと思いますので

りうの体調にもよりますが

11月中に去勢手術をすませ

その後

すみやかに里親募集開始をはじめます。

 

 

 

里親さんになっていただく方には

手術などのスケジュールを気にせず

とにかく、りうくんに

愛をまぶしつけていただきたいです。

 

 

 

 

りうの幸せを見守ってくださいね!

 

 

 

 

 

文章が長くなりました。

では、

「ケージ外」のりうの姿をご覧ください!

 

 

 

 

ケージのお外でお遊び。

 

 

 

 

 

f:id:hiraryo0201:20161030092855j:plain

棒のおじちゃん、ヤメローーーー

 

 

 

 

 

さんざん遊んで・・・・

 

 

 

 

 

f:id:hiraryo0201:20161030092236j:plain

おれって、ジャンプも得意だぜ!

イチ!

 

 

 

 

 

f:id:hiraryo0201:20161030092243j:plain

ニ!

 

 

 

 

f:id:hiraryo0201:20161030092250j:plain

サンッ!

 

 

 

 

いいね、猫だ!

 

 

 

 

 

f:id:hiraryo0201:20161030092309j:plain

どうだい?キマッただろ?

 

 

 

 

 

りう、少し得意げ???

カメラ目線もバッチリきまります。

ケージの外でカメラをむけても

やはりしっかりモデルさんを決めてくれます。

不思議なコだなぁ・・・・・

りうのOKとNGが全くわからない・・・

(*´з`)

 

 

 

 

f:id:hiraryo0201:20161030092321j:plain

キリッとね★

 

 

 

 

 

f:id:hiraryo0201:20161030092329j:plain

あふーーーーー

 

 

 

 

 

 

f:id:hiraryo0201:20161030092341j:plainにょ?

 

 

 

 

アハハ。

おとぼけ写真撮れちゃった!

 

 

 

 

 

f:id:hiraryo0201:20161030092350j:plain

今の消しな!

オレ、2枚目キャラだから

そんなの、いらねーし!

 

 

 

 

 

( *´艸`)

 

 

 

りう、幸せになって欲しいな。

ほんとうに幸せになって欲しいな。

 

 

 

りうの事だけに目をむけてくれる

「ほんとうのかぞく」には

案外とりうが

「俺キャラ」から

「ボクね、あのね」みたいな

甘えっこになるの、早いんじゃないかな

なんて、思ってもいます。

 

 

 

 

 

 

 

私達の

「ほんとうのかぞく」になって以降

メキメキと

あまあまあまえっこさんの、ののこ。

我が家で2カ月過ごした「保護猫」としての

ののことは、別猫のようです。

 

 

 

 

お行儀よく

もの静かで

人間を嫌いでなないけれど

成猫であるしじみにしか

興味がないようだった、ののこ。

 

 

誰かさんと違って

手がかからない猫さんでした。

 

 

 

その印象は大きくは変わらないけれど

知らなかったな。

 

 

 

ののこが

愛嬌たっぷりの

あまあまあまえっこさんで

鳴きながら後をついてくるような

猫さんだったなんて。

 

 

 

 

 

f:id:hiraryo0201:20161030093747j:plain

 

 

 

 

 

かまって欲しくって

ちらちらとチャンスを伺うような

猫さんだったなんて。

 

 

 

 

 

f:id:hiraryo0201:20161030093755j:plain

 

 

 

 

 

困ってるよ。ののこがかわいすぎて。

 ののこは、我が家のおひめさま。

丸顔の

こぐまさんみたいな

かわいいかわいいおひめさま。

 

 

 

りうくんが

まだ見ぬ家族の

かわいいかわいい王子様に

なれますように!!!!


猫グッズ&猫雑貨のネコトヒト,nekotohito
nekotohito


<スポンサーリンク>