しじみの小部屋

猫と人の暮らしのblogです。

【記録6】私たちなりの受け入れ方について



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今回は私たちなりの受け入れ方について書きます。

 

愛する家族(ペット)の死を受け入れ、乗り越える為に、世の中には様々な優しい表現がありますが、いざその時を迎えると、私達夫婦はどれもピンとこず、その表現を使う気になりませんでした。何というか、しじみに合わないと思ったんです。

決して否定しているわけではなく、しじみに対してその表現をされたく無いという事も全くありません。あくまで自分たちが表現するには合わないと感じる、という感覚的な話です。良くも悪くも私たちはしじみを擬人化しているのだと思います。

 

私の場合は、完全に私と同じ温度のチーとしじみへの恋しさを素直にくどくどと話す事と、これからもしじみと共に生きていく、という事で(とても難しいけれど)なんとか気持ちに折り合いをつけています。姿形はありませんが、常に心にしじみがいて、確かに存在しています。そして、しじみとの新生活が始まった事を何かで表現したいと考えました。

 

メモリアルグッズも色々ありますね。いちばん多く見かけるのは写真をプリントしたクッションかな。

他には写真を元にぬいぐるみにしてくれたり、アクリルスタンドや、絵画に仕立ててくれるサービスも。

 

考えてみましたが、現時点ではこのメモリアルグッズを全く欲しいと思いません。これも否定しているわけでは無く、今の感情では、グッズがある方がよりしじみの不在を感じ喪失感が強まると感じるからです。チーも同意見です。

 

「しじみを模した何か」ではなく、しじみとお話しするときに、しじみに「これどう?しーちゃんぽくない?」と言えるシンボル的ものが良いです。

そこで、しじみがいた頃から日常線上にあり夫婦揃って共感出来るものを2つ、考えました。どちらも特別な事ではありませんが私達としじみに合っていてとても気に入っています。

 

 

①しじみに似合う個性的で素敵なフォトスタンドを揃えしじみの写真を飾る

上村さんが撮った野良猫〜みいさんが撮った保護猫時代のしじみの写真をレイアウトして額に入れた物を譲渡時の記念としてプレゼントいただき、家宝として飾っています。

絵やポスターなどは飾ってもいつかは飽きるのですが、この家宝だけは別です。どの時代のしじみも本当に可愛いくて何度眺めてもときめきます。

写真を眺めるのは日常の延長であり、しじみの不在を改めて感じる物ではありません。また、葬儀の時にいただいた写真は、毎日語りかける対象になっています

しじみのお骨の近くはごくシンプルな写真立てを選びましたが、その他のスペースはしじみを想起させ、しじみに似合う、個性溢れる素敵な写真立てを買い揃え、それにぴたりと合う写真を選ぶ。考えただけでわくわくしますね。

小さなルールも作りました。

・実物を見て買う

・真剣に選び一切妥協はしない

・2人共納得出来るものを選ぶ

これでお出かけ時の楽しみが出来ました。まだ2人で街歩きはしていませんし、私1人でも探したのは数回ですが、素敵だったり、目を引くものはあれど、しじみを想起させるデザインとなるとなかなか難しく、まだひとつも選んでいません。けれど、それもまた良いですね。

帰宅時に「しーちゃん今回も見つからなかったー、しーちゃんは特別だからそりゃなかなか見つからないよねー」なんて話しかけています。

ゆっくりと時間をかけて揃えていきたいと思います。

 

↓すぐ下の棚と1番下のテーブルを今後拡張?予定です。今置いている大きなポスター(これはチーのお気に入りでそもそも私はあまり…)の代わりにしじみの写真をポスターサイズにして額装しても良いかなぁ、なんて話しています。

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②花瓶を選びしじみのイメージに合うお花を飾る

しじみを迎えてからは、いただいた時以外は花を飾っていませんでした。

けれど花屋さんの前を通ったり、植物園やフラワーパーク等に花を見にいくと、これはしーちゃんっぽい、これはのんちゃんっぽいとチーと一緒に良く花に例えていました。

そこで、しじみを想起させるお花を選び、しじみの面影を重ねる事にしました。今のところ、場所は2ヶ所。しじみのお骨の隣としじみが上っては自己主張していたダイニングテーブルです。ののこは絶対に登らないので不在時も不安はありません。

 

大きな花瓶は処分しており家に無かったのですぐ必要でしたが、出かける気になれず先ずはAmazonと楽天で探しました。

イメージははっきりあり、花同様しじみを想起させるデザインで、でも花が主役になるものが良い。しかし、これがなかなかむずかしいーーーーー。

諦めかけた頃見つけたのがこれ!配色なのがしじみにぴったりです。勢い余って色違い、デザイン違いで複数買い揃えてしまったよね!今考えると買い過ぎぃ!

 

ちょっとお花を選びそうなしじみの目の色と同じグリーン。甘すぎないくすみピンク。花の色を選ばないクリア。組み合わせて置いてもいいです。

今のところクリアしか使っていません ハハハ
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勢い余って同じシリーズを5個も揃えてしまったので、ここから先はじっくり探してコレクションしていきたいと思っています。

 

いちばん最初に選んでしじみに見せた花はこちらです。


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お花屋さんを巡りしじみを思い、花を選ぶ。美しさ、可愛さ、個性を備えた花はしじみそのもの。

しじみコーナーとダイニングテーブル両方に飾る事で、しじみと一緒に多くの時間を過ごしたソファから左右どちらを見てもしじみを感じます。

 

新しい暮らしに加わったこの2つの習慣や考え方が日毎に強まる喪失感に占領されすぎない助けになっています。特にお花を選ぶ時は切なさだけでなく楽しさもあります。

 

以上、6回にわたる、長い長い記録になりました。あまり文章を整理しなかったので1回1回も長いです。全てお読みいただいた方、ありがとうございます。

明日からは回想も含め、新生活について書きたいと思います。

 

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愛しているよ。しじみ。

 

 


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