ましろちゃん外伝3日連続更新し、今日が最終回です。
今日が仮名ましろちゃんという名を使う最終回です。
募集~正式譲渡までNさんご夫妻とのやり取りは全てが楽しかったです。
偶然ですが、3回連続して私よりグッと若い方とのやり取りです。里親さんになってくれた方以外の希望者様とのやり取りも全て含め「私がしじみちゃんを希望したときこんなに的確に答えられてたかしら?」「私がこの年齢のとき、こんなにしっかりと猫と暮らす事なんて考えられなかった」と感心しきり。
いちばん最初の譲渡は私と同じ年代のNさんご夫婦で、色々似ていて安心だったのもあり、なんとなくその後も同じような環境を求める自分がいました。けれど結果バラエティある?ご縁につながっています。子育て真っ最中のWちゃん。りゅーぼうパパは少し年齢が近いですが奥様は若く、ココねねちゃんは若い女性の一人暮らし、今回も若いご夫婦です。
そしてどのお猫もとくべつに幸せに暮らしています。
自分の狭小な思い込みや決めつけではなくひとつひとつに向き合うと良い結果が得られる、なんて人生勉強もさせてもらっている気分です。皆さんの年齢のとき私の思考は「飼いたいけど死んだら悲しいもん・・・」程度でしたよホント・・・・。
ましろちゃんは私が思うより早いスピードで慣れてくれました。しじののが他猫を嫌がるため、1日に保護猫にかけられる時間はわずかです。「本気で家族として向き合う人」が本能的にわかるのだな、と鼻がツーンとしました。
私はましろちゃんが大好きだったけれど、時間は十分でなかった。伝わるのね。
送っていただくLINEの様子にびっくり。お引越し後2週間経過した頃の写真です。早々におなかコネを堪能しています。
最初の方こそ怖がっていましたしトイレもなかなかせずご夫妻をハラハラさせましたが思ったよりずっと早いスピードで環境に馴れたましろちゃん。
対するみみちゃんは、やはりなかなか事態が受け入れがたかったようです。
でも、受け入れがたいといってもしじみのような激しさはなくなんだかちょっとゆるめな・・・・
「そこにいるんだろう?」的に覗いているみみちゃんですが、この時ももちゃんはそこにいませんよ・・・・・
出てこいやぁ!
みみちゃんには闖入者でしかなかったようですが、その後も、ももちゃんは着々と心を開いていきました。
そしてとうとう・・・・
「もものおうちがないニャー!」
そうです。いよいよケージを卒業する日がやってきました。
一方のみみちゃんはまだ受け入れがたい様子・・・・お姫さまとしてこの数年暮らしてきたんだもんね。
お姫ゆーか王的な・・・・
パパもママもこれも渡さない。これはみみのだ。
フリーになったももちゃんはベッド下に籠城するかと思いきやこんな姿・・・・感涙。
そして今。
みみちゃんはももちゃんにシャーと言ったりしてるそうです。でもあんまり怖くなさそうだな。笑
1ヶ月半、少しづつ少しづつご夫婦でお世話担当を分けたり工夫を重ねてこの距離まで近づきました。
「とにかくみみちゃんの気持ちを優先しましょう!」と作戦?を立てました。ももちゃんが環境に馴れたらなんなら互いの関係はももちゃんに任せておいてもだいじょうぶかも。
でも、ポイントはももちゃんがいつどのくらいで環境に馴染むのか、そして、みみちゃんが一人っ子じゃないことをいつ、どう受け入れるのか?
私自身も先住さんがいるケースははじめて。でも、成猫同士の対面は猫自身もそうですが、飼い主も色々悩ましい事は実体験でわかります。
最初は旦那様がももちゃんのお世話担当、奥様がみみちゃん担当、と担当分けからスタートし徐々にシンクロ。みみちゃんの反応を見ながら少しづつ少しづつ少しづつ・・・・・。
じっくりと2匹と向き合えるGWがターニングポイントになるといいですね、とLINEでやり取りをしていましたがまさにその通りとなり↑↓この2枚の写真とともに「正式譲渡」が確定したのです。
「迎えた日から勿論正式譲渡を考えていましたが、なんだかきっかけがなかったもので遅くなってしまいました。すみません」とやり取りの中で(そんな必要はないのに)謝られましたが、なんとなく気持ちはわかる気がしています。この2枚が撮れて大団円としたかったのかな?なんて。そしてその気持ちは私も同じですよ。
もう未練がましい事は言いません。ももちゃんには家族が出来ました。外で痩せこけた姿はもう遠い過去です。ここからどんな家族の形になっていくのか楽しみにしています。
みみちゃん、いもうとをよろしくね。それにしても良いパパとママだねぇ。私も見習わなくちゃ。
こうしてましろちゃんは期せずして我が家と同じ夫婦+派手柄三毛猫+無地猫という似た家族形態となりました。1匹目は妻が、2匹目は夫が見初めたのもおなじ。
みみももちゃん。
しじののちゃん。
ふふふ。
色々な全てに感謝です。全ての出会いとご縁がつながりひとつの新しい家族を得た猫がいます。