※文章と写真は全く関係ありません。
28日明け方、久しぶりにしじみの激しい嘔吐の音で目覚めました。とはいえ眠りが深すぎてどうにも起き上がる事が出来ず、チーが様子見と片付けをしてくれました。
嘔吐の後、リビングのテーブル下にいるからホットカーペットつけておいたよとチーが言うのを寝ぼけながら布団の中で聞きました。
昔からの食べすぎ嘔吐は続いていますが、その時は吐いても1回〜3回。具合が悪い方の嘔吐は立て続けに5回以上で、この日はそれでした。
この日は出勤だったので、5時30分起床です。しじみの嘔吐から30分後。チーが言った通り、テーブルの下に小さくうずくまっていました。
駆け寄りたいのを堪えてしじみをスルーしてまずは雨戸を開けました。まだ外は真っ暗です。
しじみに声をかけなかったのは、セレニア(制吐薬・よく効きます)を絶対に確実に飲ませたかったから。
てすが、雨戸に近寄った際に横を通ったせいでしじみが逃げ出し、キャットタワーの下に隠れてしまいました。
階段下に、チーが気づかなかったらしい嘔吐の後が残っていて、拭きながらしじみが出てこないか待ちましたが、私を疑わしそうに見つめ全く出てくる様子がありません。
出勤時間がせまっています。
薬の種類は違うものの、投薬は毎日朝晩の事なので、できる限りかまえた状態や追い回す事なくすませたいです。
最近は、しじみがホゲホゲくつろいでいる時に、サクッと抱き上げサクッと済ませる事を心がけています。
あれこれ試して我が家的には、今のところ1番良いやり方のようです。
ですが、この日はもうそんな事は、言ってられません。
なんとしてもしじみの嘔吐を止め、食事をとってもらいたい。
キャットタワー下に潜むしじみ。
前はプロレスラーみたいな亥首で掴むのが大変だったのに、すっかり骨張って細くなったしじみの首をむんずと掴み、引きずり出します。
抵抗する元気もないのか、大人しくズルズル引きずりだされ私の腕の中におさまりました。
軽い、軽い体を抱き上げてお口をこじ開け薬を喉奥に落とします。
お願い。うまく飲んで飲んで飲んで。お願い、泡を吹きながら吐き出そうとしないで、お願いお願いお願いお願い。
抱きしめ祈ります。
願いが叶ってするっと飲んでくれました。そもそもセレニアはいつもの膵炎治療薬と違い、飲みやすそうなのもあるかな。
少し暗い書き出しになってしまいましたが、日中は何も食べなかったものの夜に復活し(涙)食欲全開に!
1日食べなかった分をしっかり取り戻してくれました。良かった。
思えば甲状腺機能亢進症から慢性膵炎、そして膵臓近くの巨大な嚢胞と、しじみについては本当に心配事が続いた年でした。
自分自身の体調も最悪で、気が晴れず過ごした日も多かったです。
実際、何度も書きましたが我が家の家計から考えるとかなり大きな負担となる医療費もがかりました。
ですが、暗い気持ちで迎える年の瀬かというと決してそんな事はなく、私自身は不自由は残るものの、他の人から見たらほぼわからないレベルまで回復し、喜びの気持ちの方が大きいです。
しじみは、朝晩の投薬(人間用の膵炎治療薬を使っています)に加え、心身調整法研究会というところの温・冷・球(灸)による調整器を使用している事も何度も書いていますし、実際に体調が悪い日が減っている事も書いていますね。
しじみの体調に関しては、医師に伝える際に感覚レベルにならないように、血液検査、日々の記録を全てデータ化しています。
以前は手書きしてきましたが、印刷して持参したり、知りたい情報を抜き出して見比べがしやすいように全てExcel管理に切り替えています。
その中から、8月〜12月までをちょいと可視化してみました。
・嘔吐日数(回数は別)
・体調が悪かった日
嘔吐日数は赤い線で、体調不良による嘔吐だけではなく単なる吐き戻しも含んでおり、以前から吐き姫のしじみの通常ベースに戻りつつあります。
対して青い線は、しじみが食べない、うずくまってじっとしている、私達をさける、などこれまではなかった行動をとった日。むしろ、嘔吐よりこの表の方が重要とも言えます。
嘔吐日数に対してグラフの下りが小さく見えますが、割合で考えると今のケアの方向性で成果が出ているといえるでしょう。
グラフは8月からですが、具合が悪くなった7月後半はほぼ毎日体調が悪かったんです。
12月に至っては、本日の日記の暗い冒頭部分28日を含め2回です!心配事が0になったわけではありませんが、これは素直に嬉しい。
落ち着いて冷静にしじみの状況を見守り、常に正しく理性的に判断をしたいと思う反面、投薬の失敗やしじみの体調に一喜一憂し、時として必要以上に取り乱す自分もいます。正直、自分をこれ以上変えられる気はしませんが、出来る限り感情のコントロールに努めたいと思います。
色々な方が大変な思いをしたであろう、そして、それは現在進行形の2020年。
楽しい思い出をブログに書く事も、憚られる気がする事もありました。
でも、人それぞれの一面を切り取ってあれこれ言うのもどうかと思いますし、知らない誰かにおもねる事なく、自分なりの楽しいや前向きな感情を持てる努力は追求したいなと思います。
2020年もしじみの小部屋をお読みくださりありがとうございます。
2021年も(ほぼ)毎晩22時、しじののに会いに来ていただけたら嬉しいです。
生きていれば色々な事がありますが、辛かったり悔しかったりした事は飲み込んだり、吐き出したりしつつ、明るい方を見る事が出来る人間でいたいな、と思う年の瀬。
昨日も書きましたが、本当に今年は家族や友人に支えられました。
Wちゃん、不自由かつ痛がる私とのデートは気が張る事もあったと思いますが一緒に過ごす事を楽しんでくれてありがとう。無理に笑う事なく、痛みを涼しい顔で誤魔化す事なく、ありの〜ままの〜私でいつつ気分転換出来たのは本当に救いでした。
つんみか&ともちゃん。遠く離れていても、どれほど心配してくれたか伝わりました。痛い辛い辛い痛い、と思いっきり愚痴れるみんなの存在は私の心を軽くしてくれました。
・・・・チーへの感謝は直接伝えます。
良いお年をお迎えください。
昨日、チーと買い物先で見かけた夕日を添えて。