しじみの小部屋

猫と人の暮らしのblogです。

【最後の通院記録】しじみのこれから



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しじみの歩行が困難になっている事は昨日書きましたが、もうひとつ、とても不安に感じている事がありました。体重が18日(木)から200gほど急に増えたのです。体重が増えるのは普通に考えると喜ばしい事ですが増える要素がありません。

となると体の中に喜ばしく無い事が起こっているという事になります。今回の通院は色々な覚悟が必要だと感じてはいました。

 

超音波検査の結果、腹水が溜まっている事がわかりました。しじみの場合、炎症、膵液が漏れている、等々いくつもの要因が考えられる為、少し抜いて検査をしていただきました。

針を刺す、と聞くと麻酔が必要なのかと思いましたが暴れなければ麻酔無しで出来るとの事。実際、看護師さん2人で手足、私が顔を保定しそのまま抜く事が出来ました。抜いた腹水はピンク色で血が混じっています。嫌な予感しかしません。

 

【診断結果】

血液検査の結果、ただでさえ非常に厳しいしじみの貧血はさらに進んでいました。ジリジリと低値を更新しています。腹水を抜いた貯留液検査の結果、性状分類は変性漏出液。マクロファージ(白血球に分類される免疫細胞のひとつ)が赤血球を貪食しています。顕微鏡観察の画像を見せていただきましたが、おそらく肝臓や膵臓からの出血をマクロファージが食べてしまい貧血が進んでいる事がわかりました。そして、これには手立てがありません。

 

根本原因となる肝臓の腫瘍を外科的処置で取り除こうにも今のしじみの体力では無理です。お腹をあけてそのまましじみが目を覚さない可能性が高い。過去幾度かリスクをとりしじみの生命力に賭けましたがこれは勝負すべきではありません。

前回の通院時は色々ある可能性から推測するしか無かった為、先生もかなり悩みながらの診察でした。しかし今回腹水が溜まった事で検査をした事で先生の中でしじみのこれからがある程度はっきりとしたのでしょう。しじみと過ごせるであろう想定日数とそこに至るまでの状態を示されました。通院のストレスよりもその時までしじみと家で過ごす事とあわせて。

そう。病院で治療出来る事はもう無いのです。これが最後の通院記録になりました。

 

数日ぶりにソファーに上がってくれました♡

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受け入れたくない現実ですが受け止めるしかありません。なんとか気力を振り絞りおそらく徐々に衰弱していく事になるであろうしじみに対して私達が出来る今後のケアを相談しました。

少しでも長く一緒にいるためではなく、しじみが苦しまない、しじみファーストのケアです。

 

苦しませないための最低限の投薬は続けますし、多少なりとも給餌はしますが無理に食べさせる事はしないつもりです。酸素室のレンタルも考えて今検討しています。

 

どうしよう。涙が止まらないし、覚悟なんてできません。私の大切な大切なお姫様とのお別れが思っていたよりも早い速度で近づいています。いやです。もっと一緒にいたいです。どこにも行かないでほしい。

 

日記はこれからも書きたいかわかりません。書いた方が頭や気持ちが整理出来るもするし、より現実を突きつけられる気もします。

ただ、ウチにはののこもいますし、載せそびれている写真もあります。何よりしじみは今生きています。もう少しお付き合いいただきたいと今は思っています。

 

これを書いているのは日曜日。これまでは通勤時に涙が出てしまっても会社に着いたら違うスイッチが自然と入り滞りなく仕事が出来ましたが果たしてそんな事出来るんだろうか?不安。ただただ不安です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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