今日はしじみの月命日です。オレンジの薔薇を選びました。買う時はテイストを決めて選んでも、種類によってもちが違うので結果、バラバラの種類の花が部屋のあちこちに飾ってある状態になっています。
家の中で視覚的にしじみの不在を感じるのは苦しすぎて受け止め難い状態は続いています。
心の中には失った痛みも含め、何もかも少しも褪せる事無くずっといて欲しいんですけどね。
しじみの痕跡を躍起になって無くしたい気持ちになった事、なんなら2階の一部屋をリフォームした事も書きましたが、リビングも可能な限りイメージを変えました。
私なりに好みはあれど、もともとインテリアに強いこだわりが無いのと、家の中で常にしじののを目で追う暮らしかつ、特に窓側はキャットタワーをはじめとした猫グッズが埋め尽くす様になったのでさらに拘りが無くなり、増えていく物を収納する為に都度適当に選んだ様々な材質の棚やワゴンがリビングの中で混雑していました。
それが急に気になり出しました。
実用性だけで熟考して選んでいないそれらにやたらイラつきを感じる様になったんです。しーちゃんいないのになんでこれがここにあるの？という具合です。まぁ完全なる八つ当たりですね。
話が逸れますが、元々私は何事も即断即決とりあえずやって（買って）みようというタイプかと思います。
人生において大きなターニングポイントとなる結婚・（ローンを抱える事になる）家選び・転職もそれなりに考えたり調べたりするものの、今思うとわりと軽々しく決めました。博多弁で言うところの｢ま、どげんかなるやろ」ですね。
だから、これまでの人生でいちばん悩み抜き考え抜いたのは「猫と暮らすこと」。
何度か書きましたが猫暮らしに憧れ、里親サイトで気になる子を見つけ、繰り返し紹介文を読みつつも何も行動に移せない日々を繰り返していました。
数年に渡りそんな日を過ごしていたある日、掲載されたしじみの写真に雷に撃たれた様に目が釘付けになりました。これが一目惚れ、なんですね。その日文字通り何も手に付かなくなり繰り返し募集記事や紹介blogを読み耽りチーにも相談。1晩だけ考え、お見合い希望の連絡をした結果、家族になれました。
緊張しながらお見舞いをした時のしじみの様子もはっきりと覚えています。写真通り、いやそれ以上に可愛くて震えました。ケージから賢そうな顔でこちらをじっと観察する様に見ていました。
私が話をしている間、撫でて大丈夫ですよと言われたチーがかわいいかわいいとしつこく撫で続けていたのですが、鬱陶しくなったのか、しじみが目を狙って手を出して来たのも懐かしい。そんな2人は後に見ていてこちらが照れるほどの恋人同士になりました。
思い出話が長くなりましたね。いえ、思い出してはいないです。しじみはいつも私の頭の中、心にいます。初めて出会ったWEB上の家族募集の写真から今に続くまでしじみは常に鮮烈です。
話を戻します。
小柄でしたが存在があまりにも強く大きいしじみの不在を感じすぎない様にリビングの印象を変えました。
木のチェストをひとつ買い足し、実用性重視のスチールやポリエチレン素材などのワゴンやファイルボックスなどは別の部屋に移動。
家具や収納は木材や天然素材がメイン、ものすごい勢いで観葉植物を増やした事で命というか息吹を感じる部屋になりました。植物達の存在は、しじみの代わりにはならなくとも気持ちを安定させてくれています。
本当はしじみが出迎えてくれた姿が目に浮かぶソファーも買い替えたいですがそれはチーが反対しています。それなりに金額がかかったリフォームも勝手に決めて、チェストも相談無しに購入したので流石にここはチーの意見を尊重しています。
ですが、何もかもしじみの痕跡を無くしているわけではありません。
ヨガマットはしじみの爪研ぎ跡がたくさん残りぼろぼろですがこのまま大切に使い続けますし、新たなしじみの場所に供えているウエットパウチはしじみがメインで使っていた器の中です。
かなり迷ったけれどこれも残しました。しじみを迎える時に買ったクッションカバーです。1度処分に選り分けた後、思い直しました。
色褪せてくたくたですがベッドに置いています。
自分でも何が受け入れられて、何が受け入れられないのか基準が良くわかりません。
それこそさっさと捨てて良い点滴用の加圧バックは今も部屋にぶら下げたままです。何故か片付ける気になりません。
2015年のしじみちゃん。
しじみちゃんに似合うものをと探して選んだクッションを使ってくれて嬉しかったな。
おしゃまな表情
ほっこりの寝顔
一応遊んでいるのよね？なんなのその表情。笑
物憂げなお顔
あー、会いたいなぁ。会いたいです。とってもとっても会いたいです。
