たまたまたInstagramで「チロブロック」という昨年1月に発売された国内で初承認された猫用の甲状腺亢進症治療薬を見つけました。
かかりつけの病院及び麻布大学附属動物病院に相談すると、成分は以前しじみに激しく副作用がでたメルカゾールと同じものの猫用の処方なら試してみる価値はあるんじゃないかとの意見だった為、取り入れてみる事にしました。
昨日土曜日はしじみ共々、取り寄せていただいた薬(チロブロック)を取りにかかりつけの西調布犬猫クリニックに行きました。
通院には慣れたもののしじみ。
写真だと分かりづらいですが、病院の待合室で吠えているワンちゃんをキャリーにぴったり顔をつけて覗いていました。笑
あのこ、あんなに騒いで子供っぽいわね。
ふふふ。
しーちゃんも前はにゃあにゃあとっても鳴いていたのよ?
帰宅中の車でもリラックス。自宅について、車内でキャリーの蓋をあけてみました。
ちょっと冒険
家についたら、お水→トイレ→ごはんがしじみのルーティンです。
その合間に止血用テープを外します。
ピンぼけですがかわいいので載せます
なんちゅーおかおなの!笑
ちなみにドライを出すと、ウエットフードを食べると譲りませんのでランチはウエット。
これこれ!
美味しい?大きく出た舌がかわいいわー。
まあねー
がっついてもどしちゃだめよ。ふふ、お口にごはんがついてるよ。
とって!
なお、しじみが口をつけなかったドライはののこがもぐもぐと食べていました。
かわいい♡
さて。
病院ではチロブロックの受け取り他、血液検査と予備のレメロンの処方をお願いしました。
採血中も良い子で褒められましたよ。
※チロブロックは今回取り寄せにつき箱買いとなります。
通院記録
▪︎体重2.9kg
3.05kgまで戻したのですがまた減っています。(泣)
▪︎血液検査
肝臓にも嚢胞があるのでチロブロックを始める前に肝臓関連の数値を測定。(T4は調べたばかりなので今回はなし)ALT、AST共に 基準値内ギリという結果でした。
GGTも基準値内。
ALPは基準値を大きく超えています。
メルカゾールで強く副作用が出た事もあり、今回はごく微量から試して慎重に適正量を見つけていく事になりました。
何度も書いていますが、しじみには様々な問題があるのでことさら慎重に日常の観察及び定期検診など的確なモニタリングを続けたいと思います。
どうか副作用が出ず、効果が出ますように!!!
▼下記は自分用のメモです。
メルカゾールで副作用が激しく続けられなかったのもあり、箱の中の説明より、私にとって必要な部分だけを抜き出しています。(抜粋及び言い換えあり)
『チロブロック®錠』1.25 mg 錠・
猫の甲状腺機能亢進症
【重要】モニタリング
⚫︎投与開始から3カ月は 2~4週毎
⚫︎投与開始後3カ月以降は2~3カ月毎
臨床 症状、副作用の問診、身体検査、 T4 の測定、血液学的検査、血液生化学的検査及び血液凝固検査を行う。
【家庭内経過観察】
元気消失、異常な鳴き声、痩せる、下痢、軟便、嘔吐、便秘、皮膚の傷、むくみ、頭・顔面を痒がる、出血、粘膜がいつもより白いなど、普段と異なる状態を発見したら獣医師に相談
【MEMO】
投与によるT4 の低減や甲状腺機能亢進症に伴う 全身状態・身体検査での改善には投与開始から2~4週を要する。
投与による副作用は投与開始から3カ 月以内にみられる。
腎機能低下がある猫又は潜在的に腎疾患がある猫に投与する場合、甲状腺機能亢進症の改善により、糸球体ろ過量の低下、腎機能低下、基礎腎疾患が顕在化することがあるので慎重に投与が必要。
腎機能について経時的かつ注意深いモニタリングを行う必要がある。
【効果及び副作用】
改善及び血清総 T4 の改善のいずれか一方又は両方が有効と判定されたものは 97 % 。
20.2 % に副作用が認められ、
・消化器障害(下痢・嘔吐)11 %
・肝臓障害(AST の上昇、ALT の 上昇、ALP の上昇)6.9 %
・腎臓障害(尿素窒素の上昇、クレアチニンの上昇)3.0 %
・顔面そう痒2.8 %
・食欲不振 1.5 %
・顆粒球減少0.9 %
・白血球減少、血小板減少、脱毛、 皮膚の糜爛及び便秘がそれぞれ各々 0.2 %