なんとなく間が悪い人っていませんか?
え、今なの?
とか
それ今言う?
とか
なんで今頃…
とか。
ねこにもいます。
私はしばらくソファーに座っていたのに、さぁ出かける準備をしようと立ち上がると同時くらいに、いそいそとやってきたのです。
いつもはすぐにいそいそやってくるのに、ちらちら見ながらも何故か知らんぷりだったのに、まさになんで今頃?
戸惑う?のんちゃん。
かぁさまなんで?
いやいや、それは私のセリフですよー!
準備にギリギリ、という時間でもなかったのですこしだけね、とソファーに戻りました。
かわいいかわいい後ろ姿。
さて。昨日はWちゃんと月1回のデートでした。
まずは銀座ランチからスタート。
あぶり和牛刺とろろ&すき焼き重を注文。欲張ってお肉100gにすると、お重からはみ出てるよね。
結論。噂通り美味しかったけど、52歳はお肉の量を欲張るべきでは無かったです。しばらく胸焼けが止まりませんでした。
なお、いちばんのお目当ては渋谷東急本店の画廊で開催されていた伊藤清子さんの日本画展。
とても楽しみにしていたのですが、入るなり、1枚もじっくり見ないうちから画廊のスタッフの方がピッタリと引くほど近くで延々と絵の説明をされて、全く落ち着いて見ることが出来ませんでした。
いや、画廊だから売る事が目的なのはわかるよ、わかるけど、絵を見て何も感じる事が出来ないほど横でべちゃくちゃ話しかけられると見てるけど見てない状態になるんよ…。
私が精密な筆致を見たいのに、日本画の絵の具の話を横でされてもだな…。
私が美しく描かれた瞳をじっくり見たいのに、毛の流れの筆致の話をされてもだな。
私が見ている絵は、昨日まで違う絵があったけど売れてしまったとか、今その絵は商談中だとか知らんがな。
あまりにも邪魔すぎ、耐えかねて「あの…ゆっくり見せていただけますか?」と伝えると、いったん離れてくれたので、改めて最初から見返していると、我慢出来なかったのか、ご本人は接客と思っていらっしゃるのでしょうが、またまた角度が違う説明をベラベラベラベラ。
こちらとしては不快でしかない雰囲気に耐えかねて消化不良で画廊を出てきました。
手に入れたくなったらどうしようと考えながら入ったのですがね…
販売員がいる以上、売る事が仕事である以上、声をかけたりおすすめするのは悪ではありませんよ。
でも、タイミングって大事じゃない?
目が合う子を見つける作業は、なにがしかを手に入れる醍醐味。その最中に知らない人にあーだこーだ横で言われたくないのよ。
でも、目があった子の一目じゃ気づけない事は教えて貰いたいの。
それが(もちろんそれだけではないけど)販売そして接客というお仕事の醍醐味であり、ひっきりなしに口を動かすのは違うでしょう?と今はその仕事に関わっていない私は思うのだけど。
その前に入ったバックのお店でも、触ろうとする前から少し目をとめると商品説明を捲し立てる販売スタッフの方がいて「少し黙っててくれる?」と言いたかったです。(言わずに店を出ましたけど)
ネットショップの方がゆっくり見られていいわってなっちゃうよね。
全く買う気がなくても、素晴らしいタイミングで声をかけられてついつい買っちゃう経験ももちろんあります。
接客業には思い入れがあるので、色々思っちゃいますね。
文句ばかり書きましたが、良い経験も。
暑くて暑くて、スパイシーな料理が食べたいよね、と調べて入ったシンガポール料理のお店。
接客も心地よく、目の前のキッチンで驚くほどあっという間に料理が出てきます。
味も美味しい!ただ、問題は驚くほど「盛りが良い」笑
空芯菜の炒めも
ソフトシェルクラブのチリソースも
他に頼んだ焼きそばも、ん?というくらいボリュームがあり、お腹がはち切れるかと思いました。
そして、とても美味しかった!
まだ早い時間だったのでぶらぶら歩いて最後は台湾で〆ようと春水堂へ。
さして言葉を交わしたわけではありませんが、なにかと気が効くかわいらしいスタッフの方にほっこり。
お腹ぱんぱんなのに、豆花はどうしても食べたいと意地汚さを発揮。死ぬ気で完食しました。(美味しかった)
文句も書きましたが、それもネタにして最大の目的であるWちゃんとおしゃべりは果たして楽しい1日でした。
翌朝もお腹ぱんぱんで、鏡を見なくてもわかる瞼のむくみを感じながら目覚め。
何か話しながら起き上がるわけでもなく、ただ目を覚ますだけなのに、絶妙なタイミングでベッドに上がってくるしじみ。(こういう事がとても多い)
しじみが人であるならば、接客嫌いな人にも上手にアピールするのかな、などと考える、前日食べすぎて、満足と反省とで揺らぐ日曜日の朝でした。