最後の通院となったのは2024年1月21日。1ヶ月前です。
あの頃のしじみは朦朧としていて、しじみと私たちに残されていると思われるそう長くない時間をこのままの状態で過ごすのかと思って随分気持ちが乱れました。
けれど、しじみはもう見る事が出来ないと思っていた様々な姿を見せ続けてくれました。最後の通院後、先生に言われた私達のこれからを受け入れる事が出来ず半狂乱で過ごしたものの、しじみが私に様々な感情を思い出させてくれました。
「しじみの小部屋」ほぼ毎日22時更新
しじみと家族になってから。仲良くなれてから。変化していく私たちの関係。しじみが病気になってから。思えば色々な事を書いてきました。
これまで長い間お読み下さりありがとうございました。更新はしばらくお休みします。
ここからはしじみが私達に見せてくれる姿は文章ではなく心に焼き付けていこうと思います。(Instagramは更新するつもりです。たぶん…)
始めた頃はまさかこんなに続くと思わなかったです。時折休みましたが今回で2963回、しじみの自慢を書き連ねて来ました。
書いても書いてもでてくるしじみの魅力。見飽きる事ない美貌、愛らしさ。くるくると変わる表情。賢く面白く自由気ままで我儘で素直で超がつく甘えん坊。チャームポイントが多すぎて書き尽くせなかったです。この世にしじみほど素晴らしい存在はないと思います。似た内容を繰り返す事もありましたがマンネリではなく上書きです。魅力が魅力を超えてくるんですよね。
時にしじみと関係ない自分の事を書いたり気づけば「しじみの小部屋」は私の人生の一部になっていました。友人が読んでくれているので友達に向けて手紙を書くような気持ちで更新している様な所もあったし、Instagramで「読んでいます」の声をいただけるとふわっと誰かと繋がっている感覚が嬉しかったりもしました。
書く事で自分の中の相反する感情や自身の良い点悪い点など気づきもあったなと思います。
更新を止めると決めると改めて「しじみの小部屋」は私の中で大切な場所だったなと感じて寂しいです。
でもだからこそ、今私達が向かおうとしているこれから先の未来や現実について、私の感情の捌け口にしたくありません。このまま書き続けるとおそらく悲しみや恐れの感情を増幅させる気がします。主題がしじみではなく、私の感情になってしまう。
今この時間もしじみにすがって、私達を置いてどこにも行かないでと叫びたいです。ブログを書くとそんな私の内なる感情を抑えるのが難しいのです。これまでも幾度となく書いては削除を繰り返しました。私は…私は今とても怖いし相変わらず現実を受け入れられずにいます。
けれど、しじみはあきらかに厳しい状態から、幾度となくしじみなりの健やかさを取り戻してくれました。現にいよいよかと覚悟した時もなんとか私達から離れずにいてくれました。
ここから先はしじみに感謝や愛を伝えるあたたかい時間にしたいと思います。
華やかなしじみ、そしてそんなしじみに勝るとも劣らない真逆の魅力を持つののこが主役の明るい内容を晴れやかな気持ちで書ける時がくるその日が来たら、また更新したいと考えています。
重ねてこれまでお読み下さりありがとうございました。しじみはこの中で永遠に輝きを放っています。どうか忘れずにいてくれたら嬉しいです。2963回はキリが悪いけどこれで終わりではありません。
慢性膵炎、甲状腺機能亢進症に続き2021年には肺腺癌が見つかり、いつ転移するかわからない日々は本当に不安で苦しかったけど私達を置いていかないでくれた。
手術の日は麻酔から覚めてないのに私を見てよろけながら立ち上がってくれたね。互いのおでこをくっつけあった、あの時の感情は忘れない。
術後服姿、可愛かったなぁ。
そして迎えた2024年。しじみと家族になったのは2015年の5月6日なので今年で9年目です。元旦の朝に撮った晴れ着姿の愛らしいしじみ。痩せゆくしじみに服を着せたりするのは飼い主の押し付けかと迷ったけどどうしてももう1度見たくて5分だけ付き合ってもらいました。
まぁしじみは私の過干渉には慣れっこですけどね。私達は最高に相性が良いんです。
愛しているよ。狂おしいほどに愛してる。ありがとうありがとう。私達と出逢ってくれてありがとう。あなたは素晴らしい。